今回は属毛離裏(ぞくもうりり)です。
親子の関係と言うものはとても深いものだ、と言うことです。
浅い人もいるんじゃない?
子が父を見習い、母に大切に育てられる、と言う意味ですが、血がつながっていて奥底から深い関係であることを言っています。
そうか、客観的に浅いと言ってもつながりは深い、ということか。
この言葉は「詩経」から出てきた言葉ですが、「詩経」には「属毛離裏(ぞくもうりり)」とは直接は出ていません。もちろんこれを出典としてもかまいませんし、むしろその方が自然です。
靡瞻匪父 靡依匪母 不属于毛 不離于里 と出ています。
略してるんだね。
「鴎陂漁活」「岐路灯」などに「属毛離裏(ぞくもうりり)」と出ています。