今回は建徳若偸(けんとくはうすきがごとく)(けんとくはおこたるがごとく)です。
しっかりとした徳はだらしなく見えるものだ、ということです。
にわとりさんもそうなの、夜中にメロンパンをいくつも食べるのは徳を高めるため。
そういうことなんですね。
徳というものは、格好をつけるためにするわけでもないし、自然に無理のない姿ですし、高めている途中には、色々ありますし、高まったところで見せびらかすものでもないですからね。
じゃあ、何のために高めるの?
無理をしてやりたくも無いことをして、勝手に不幸にならないために高めると言っても良いでしょう。
占い師的に言えば、世間の常識に合わせることで、自分に合わないことをして一生を台無しにしないため、とも言えます。
自分のためなの?
それが周囲のためにもなるのです。要するに「自分、自分」となるとかえって上手く行かないものだ、ということです。
それが資本主義社会的にみると、ちょっともどかしい感じってことか。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。