かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

建徳若偸(けんとくはうすきがごとく)(けんとくはおこたるがごとく)

建徳若偸

 今回は建徳若偸(けんとくはうすきがごとく)(けんとくはおこたるがごとく)です。

 

 しっかりとした徳はだらしなく見えるものだ、ということです。

 

 にわとりさんもそうなの、夜中にメロンパンをいくつも食べるのは徳を高めるため。

 

そういうことなんですね。

 

 徳というものは、格好をつけるためにするわけでもないし、自然に無理のない姿ですし、高めている途中には、色々ありますし、高まったところで見せびらかすものでもないですからね。

 

 じゃあ、何のために高めるの?

 

 無理をしてやりたくも無いことをして、勝手に不幸にならないために高めると言っても良いでしょう。

 

 占い師的に言えば、世間の常識に合わせることで、自分に合わないことをして一生を台無しにしないため、とも言えます。

 

 自分のためなの?

 

 それが周囲のためにもなるのです。要するに「自分、自分」となるとかえって上手く行かないものだ、ということです。

 

 それが資本主義社会的にみると、ちょっともどかしい感じってことか。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。