かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

明白四達(めいはくしたつ)

明白四達

 今回は明白四達(めいはくしたつ)です。

 

 全てのことをハッキリしっかりと判ること、です。

 

 まあ、きちんと判る、ってことだ。

 

 この言葉は「老子」の第十章の言葉で、簡単に言うと、自らが生み出し、全てを知って、成し遂げても、手柄を誇らず、欲に流されず、人の上に立っても驕ることが無い、それこそが「玄徳(げんとく:本当の徳)」である、という文脈です。

 

 知ってるからって、自分に功があるからと言ったって、欲に任せて驕り高ぶったらそれは本当の徳ではない、ってことか。

 

 その中の「全てを隅々まで知っている」イメージとして「明白四達(めいはくしたつ)」は使われています。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。