今回は明白四達(めいはくしたつ)です。
全てのことをハッキリしっかりと判ること、です。
まあ、きちんと判る、ってことだ。
この言葉は「老子」の第十章の言葉で、簡単に言うと、自らが生み出し、全てを知って、成し遂げても、手柄を誇らず、欲に流されず、人の上に立っても驕ることが無い、それこそが「玄徳(げんとく:本当の徳)」である、という文脈です。
知ってるからって、自分に功があるからと言ったって、欲に任せて驕り高ぶったらそれは本当の徳ではない、ってことか。
その中の「全てを隅々まで知っている」イメージとして「明白四達(めいはくしたつ)」は使われています。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。