今回は無状之状(むじょうのじょう)です。
目に見えず、耳に聞こえず、触ることも出来ないもの、それらを「無状之状(むじょうのじょう)」と言います。
じゃあ、無いんじゃない?
そうではありません、現在では判らない昔のことも、実は今に痕跡を残しているものもあります、しかしそれは知らなければ判らないようでも、調べ、考えれば知ることが出来るものです。
なるほど、人の気持ちなんかもそうかもね。
そういう、「無状之状(むじょうのじょう)」と言えるものを追いかけ感じることで見えてくるのが「道(タオ)」を見ることだと言っても良いかもしれません。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。