今回は柔之勝剛(じゅうのごうにかつ)です。
柔らかいものが強いものに勝つ、ということです。
ただ、文脈で言えば、このことより、「そういうことは、みんな言葉としては知っているけど、結局出来ないでしょ」って感じです。
たしかにー!
え、じゃあ、どういうことなの?
だって、弱かったら、強いものには勝てないって思うでしょ?
思うー。
じゃあ、出来ないでしょ。
確かにー。
要するに「弱い」「強い」「柔らかい」「硬い」そんな簡単で単純な考えではなく、状況と本質をしっかり考えろ、ってことです。
難しい。
でも、それが判ってこそ、「柔よく剛を制す」「柔之勝剛(じゅうのごうにかつ)」が判るわけです。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。