今回は煩悩菩提(ぼんのうぼだい)です。
煩悩と悟りは、一体のものである、と言う禅の考え方です。
煩悩と悟りが一体?
煩悩があって悩むからこそ、悟りに近づける。と言う考え方なのです。
ある意味で、煩悩と悟りは一体である、と言う考え方でもあります。
どういうこと?
悟りの心や、優しい気持ちを持っているからと言って、煩悩が無いとは言えませんし、
煩悩がある人間が、正しい心を持っていない、そう言う考えを一切しないと言う訳ではないですよね。
おお、なるほど。
それを片方だけで考えるのは不自然ですし、2つでありながら、別のものではない、と言うことですね。
難しくなる言い方しないの!
ちなみに「煩悩菩提(ぼんのうぼだい)」は「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」の略です。
一文字減ったけど。
出典は「六祖壇経」でした。