かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

生而不有(しょうじふゆう)

生而不有

 今回は生而不有(しょうじふゆう)です。

 

 自分が生み出しても自分のものとしない、ということです。それは万物の源である「道(タオ)」の解説であり、それこそが大いなる「玄徳(げんとく)」大いなる自然の得だということです。

 

 何のために生んだか判らないじゃん。

 

 そういうことを言っていると自分が生んだもの、自分の功績に縛られてしまいますよ。

 

 えー、どういうこと?

 

 自分が何かをしたいのは、自分の能力を使いたいからです、それは大きな成長につながります、それはより自分の能力を生かせる場が広がるということです。

 

 早い話が「みんなに役割があってそれは自然に為される」ということでしょう。

 

 無私の精神を語っていると言えるでしょう。

 

 ちょっとにわとりさんには難しいな。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。