かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

直躬証父(ちょっきゅうしょうふ)

直躬証父

 今回は直躬証父(ちょっきゅうしょうふ)です。

 

 本来の意味は「正直すぎることは良いこととは言えないのではないだろうか?」的な意味です。

 

 どういうこと?正直な方が良いでしょ?

 

 この言葉は「正直者が父親の罪を訴えた」話からきています。自分の父を訴えるほど正直さを、素晴らしいと思う人と、親子であれば隠す方が情がある、という人の話に出てくる言葉です。

 

 なるほどー、それは人や時代によって違うかもねー。

 

 孔子は親子ならかばうべきだ、と考え、偉い知事さんはその正直者は素晴らしいと考えました。

 

 うーん、現代で言うと何とも言えないけども、何だかにわとりさんは正直な方が偉い気もするけど。

 

 ちなみに「論語」には直接「直躬証父(ちょっきゅうしょうふ)」とは書いていません。

 

 出典は「論語」でした。