今回は露往相来(ろおうそうらい)です。
時の流れの速さを言った言葉です。
秋に露が降りたかと思うと、もう霜の季節が来る、ってことです。
年を取ると1年の感覚がどんどん短くなるね。
光陰矢のごとし、みたいに矢に例えたりする言葉があるけど、露往相来(ろおうそうらい)はちょうどいい表現かもね。
この言葉は詩の中の言葉なんですけど、有名な左思の「三都賦」の「呉都賦」からの言葉です。
中国の都市、洛陽の紙の値段が上がってしまうほどの人気だったそうです。
あ、「洛陽紙価」って言葉、前にやったね。
洛陽紙価(らくようのしか) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
その詩の言葉なんだ。
そうです。
出典は「晋書」でした。