今回は翻雲覆雨(ほんうんふくう)です。
人の心の変わりやすさ、軽薄さを言った言葉です。後には、策を弄したり、男女の情について指すようにもなりました。
ちょっと意味が判らないけど?
この言葉は杜甫の詩の言葉で、手を上に向ければ雲になり、手を下に向ければ雨になる、と言うような言葉で人の気持ちの変わりやすさを表しました。
詩の言葉なのか。
杜甫が科挙(昔の中国の試験)に落ちて、辛かった時代の詩で、世の中の軽薄さを嘆いている詩です。
そうやって聞くと、八つ当たりっぽいな。
出典は杜甫の「貧交行」でした。