今回は蓬莱弱水(ほうらいじゃくすい)です。
とても遠くに離れている、ことを意味します。
どういうこと?
「蓬莱(ほうらい)」は伝説上の仙人の住む山です、
「弱水(じゃくすい)」は伝説上の川です。その両者がすごく遠くにあるので、すごく離れている、という意味になります。
え、じゃあ、遠ければどこでもいいんじゃない?
「蓬莱」と「弱水」は30万里も離れているんです。
おー、遠いね。
「蓬莱弱水(ほうらいじゃくすい)」は明の時代の詩人、唐寅(とういん)の詩に「蓬莱弱水三千里」と詠われています。
あれ?三千里?
適当でいいんです。
「蓬莱(ほうらい)」「弱水(じゃくすい)」は「山海経(さんがいきょう)」に出ています。
「列仙伝」には、蓬莱隔弱水 と、ありますので、意味はここからきていると言えますね。
出典は「列仙伝」でした。