今回は道隠無名(みちはかくれてななし)です。
「道(タオ)」は物事の裏に潜んでいるものであって、これが「道(タオ)」だ、という具体的な形は無い、しかし、ありとあらゆるものに力を与え、ありとあらゆるのものを形作っている、ということです。
「老子」は矛盾を使って「道(タオ)」を表現しようとしているね。
そうですね、人々はすぐに形を求めようとしますからね、例えば「どっちが正しいんだろう?」と思ってしまうと「両者が支え合っている」ということに気づきにくくなってしまいます。
そうか、形を与えることで判りにくくなってしまうことがたくさんあるのか。
そういうことです。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。