今回は鉤縄規矩(こうじょうきく)です。
物ごとの決まり、基準、と言うような意味です。
「鉤」「縄」「規」「矩」がすべて、定規などような文房具です。
それで決まりとか基準なんだ。
この言葉は「荘子(そうじ)」に出ているのですが、元の意味は、そんな決まり通りにするのは本来の良さを失ってしまう、と言うような文脈で出てきました。
「荘子(そうじ)」は「孔子(こうし)」などの儒学の正反対だもんね。
「荘子(そうじ)」は、リラックス、リラックス、って感じだよね。
現代日本は、何だかんだ言って個性は許さない風潮ですな。
そうだね、それだけに個性を磨け、ってどこ言っても言うもんね。
みんなが騒ぐのは、それが無い証拠ですからね。
それで今は、物ごとの決まり、基準、って意味なの?
そう使うのが宜しいでしょう。