今回は鶏尸牛従(けいしぎゅうしょう)です。
大きな組織で下っ端になるより、小さな組織で重要人物になった方が良い、というような意味です。
そんなの人それぞれじゃん。
そうですよね、全くそうだと思います。
しかし、象徴的に言うと「鶏」は自分の気持ち、志、とも取れますし、「牛」は自分の身体、肉体的欲求などを意味します。
そう考えると、「自分の思うように生きろ」って意味にも取れるのか。
そう考えれば、この言葉は「目先の利益より自分が活躍できる場所を探せ」という意味にもなります。
そうか、大きい所で下っ端になるより、小さい所で重要人物になった方が人生は充実しやすい、ってことか。
もともとは中国の戦国時代に「秦」に従おうとした王様を諫めた話が元になっています。
出典は「戦国策」でした。「寧為鶏尸 無為牛後」とあります。