今回は烏獲之力(うかくのちから)です。
ものすごい力がある、ということです。
烏(カラス)を獲るのがそんなにすごいの?
いやいや、「烏獲(うかく)」は人名なんです、すごく力が強い人でした。
あ、そうなんだ。
中国の戦国時代の人物です。ですから、いろんな本に烏獲は力が強い、と出ています。
だから、カテゴリーが大変なことになってるのか。
「烏獲之力(うかくのちから)」と直接載っているのは「戦国策」です。
でも、意味が、力が強い、ってだけだから、なんだか出典もへったくれも無いね。
そうですよね、本の古さで考えれば「孟子」でも良いと思います。
出典は考えれば考えるほど、定義が難しいですよ。
と、言うか、定義のしようがない、とも言えます、「四字熟語」という言葉自体、学術用語ではないので定義があやふやですし、言葉の有名度と最初に示された場所、という意味では解釈次第で変化が出ますし。
文字を取るか、内容の出どころを取るか、は結構難しいよね。
要するに、人それぞれな面があるから、読む方も自分の目的に合わせて資料を理解して欲しい、ってことかな。
そういうことです、四字熟語のブログ、資料の多くは、他の資料を意味を考えず丸写ししているものがほとんどですからね。
たしかに、説明文までピッタリ同じなのが多いよね。
出典は「戦国策」でした。