今回は牛頭馬頭(ごずめず)です。
仏教などで地獄にいて罪人を苛む牛の頭と人の身体、馬の頭と人の身体の姿の化け物のことです。
じゃあ「牛の頭」が「ごず」で「馬の頭」が「めず」かな。
そうです。
「牛」と「馬」は昔から人間の役に立つ家畜なのに、なんでそんなことに?
「牛」と「馬」は財産の側面が強かったですから、欲にまみれた人たちが地獄で「牛」と「馬」に苛まされるのはまあ、ナカナカ良い表現ではないでしょうか。
なるほど。
そして象徴的には「牛」は自分の気持ち、物欲、なども表しますし、「馬」は自分の直感なども意味しますので、「地獄」という「現実」でそれに苦しむ人を表現していると言えるでしょう。
そういうことか。