かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

実相観入(じっそうかんにゅう)

実相観入

 今回は実相観入(じっそうかんにゅう)です。

 

 斎藤茂吉が唱えた短歌の写生理論です。表面的な表現にとどまらず、対象に集中し、心を重ねることで対象を心で感じ表現するイメージの行為です。

 

 なにそれ?そのものになっちゃうってこと?

 

 そうではなく、そのものを見た目だけではなく心で感じる、と言うようなイメージです。そのものの「生」を描くのです。

 

 斎藤茂吉は「実相に観入して自然・自己の一元の生を写す」と言っています。

 

 ふーん。

 

 正岡子規の「写生」という「生を写す」というイメージを更に推し進めたイメージとも言えるでしょう。

 

 ちょっとにわとりさんには難しいな。