今回は蘇張之弁(そちょうのべん)です。
その時の損得でくっついたり離れたりすることです。そして、口が上手いこと、能弁、雄弁のことです。
話の出典は「合従連衡」(がっしょうれんこう)と同じです。
昔の中国の秦の始皇帝の頃の話で強国、秦に対抗して、みんなで力を合わせよう、という合従策、蘇秦(そしん)のアイデアだね。
蘇秦の策に対抗して、秦と、おのおのの国との同盟策、力を合わせようとする国々に対し、各国に、あなただけは助けますよ、って誘惑して分裂をさせた連衡策、張儀(ちょうぎ)のアイデアだね。
その「蘇」と「張」の弁ってことだ。
そう言うことです。
出典は「史記」でした。