今回は象形文字(しょうけいもじ)です。
物の形をかたどって作られた文字のことです。
日本語の漢字は?
表語文字(ひょうごもじ)です。1つの文字で1つの語、形態素を表す文字の体系です。
あら!めんどくさいこと聞いちゃったかな?!
形態素は、それ以上分割したら意味を成さなくなる最小単位です。
意味を成さないって?
表音文字(ひょうおんもじ)は一文字では普通、意味を成さないですね。カタカナやアルファベットなどですね。
あー、たしかに基本的には一文字では意味を持たないね。
え!でも漢字は、象形文字じゃないの?
象形文字って言ってもいいって言えば、言ってもいいんですけど、
え!なにその微妙な表現は、
だって「下」って何をかたどってます?
ええ!「下」なんてものは無いから「下」はいいんじゃない?
漢字は象形文字を含んでいる、と言うことです。
「川」や「日」などは、象形文字ですね。
流れる川と、空の太陽だね。
漢字は「象形文字」「指示文字」「会意文字」「形声文字」があります。
「象形文字」は、ものをかたどった文字。
「指示文字」は「上」とか「下」とか抽象的な表現によって作られた文字です。
「会意文字」は複数の漢字の意味を組み合わせで作った文字です、「木」を組み合わせて「森」などですね。「口」と「鳥」で「鳴」などですね。
「形声文字」も組み合わせですが、水を表す「さんずい」と「可(か)」で「河」のような、音と意味の組み合わせです、「金」と「同(どう)」で「銅」のような感じです。
漢字の意味を合成したら「会意文字」、漢字の音と意味だと「形声文字」なのか、
ただ、漢字や神聖文字(神聖文字:ヒエログリフ)などは、象形文字を含むので、象形文字という言い方をすることもあります。
まあ、広義と狭義の場合でイロイロありますので、専門知識が無い場合、あんまり細かいことを言わない方が良いでしょう。
怪我するね。