今回は特別企画「易経 六十四卦卦辞」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 六十四卦卦辞」になります。
今回は「坤為地(こんいち)」です。
卦辞は「坤元亨 利牝馬之貞 君子有攸往 先迷後得主 利西南得朋東北喪朋 安貞吉」こんはおおいにとおる ひんばのていによろし くんしゆくところあるに さきんずればまよい おくるればしゅをう せいなんにはともをえ とうほくにはともをうしなうによろし ていにやすんずればきちなり。です。
この解釈は色々あるのですが、馬のようにしっかり働くことが良い、先に行けば迷い、遅れれば主を得る、西南に向かえば友を得、東北に向かえば友を失う、しっかり働く、勤勉にするならそれが良い。
え、友を失うのが良いの?
それを東北は不吉、と考えることも出来ますが、西南は使命に向かい結果を出す、みんなと力を合わせるイメージで、東北は自分の無意識に従いやりたいことをやるイメージです。
本当にやりたいことを追求するなら友人と遊んでいる場合じゃないから、失って良い、ってことか。
まあ、そういうことですね、ただ、先にも述べたように「友を失う」自体を良くない、と読む人もいます。
普通良くないでしょ。
まあ、坤為地はとにかくしっかり任務、役目を果たす感じかな。
そうですね、主より従という感じです。「利牝馬之貞(ひんばのていによろし)」と言っているので、牝馬のように従順にしっかり務めるのが貞しい、と言っています。
「十二消長卦」では「旧暦で10月」新暦では「11月」要するに冬の厳しいイメージです。
陰陽を逆転させることでその卦に潜むものを考える「裏卦」は「乾為天」です、しっかり働くには自分の信念がしっかりしていることが必要だ、と分かりますね。
なるほど。
そして上下を逆にすることで相手から見たらどうなのか分かる「綜卦」は「坤為地」のままです。まあ、一生懸命働けば一生懸命働いているように見える、ということですね。
そりゃそうだ。
そして「坤為地」は一切比してませんし応じていません。(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)
ひたすら頑張れってことか。
そういうことです。
䷁2坤為地 裏:乾為天 綜:坤為地
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