今回は芳春凱喜(ほうしゅんがいき)です。
新年のご挨拶などに使います。素晴らしい春の訪れにやわらぎ、楽しむ、と言う意味です。
芳春(ほうしゅん)って?
春の雅名(がめい)です。
雅名(がめい)って、風流な呼び名だよね。
そうです、イギリスを「不実のアルビオン」とか言うやつですね。
不実のどこが風流やねん。アルビオンは、なんかかっこいいけど。
アルビオンは「白い」と言う意味のラテン語が語源だそうです、ブリテン島(現代のイギリスの大部分)の最も古い名前です。
イギリスがあまりにも外交が上手いので、他の国が「不実のアルビオン」と呼んだのが始まりだそうです。
悪口じゃん。
芳春(ほうしゅん)は、かぐわしい春、って素敵だね。
さらに凱喜(がいき)ですからね。
「凱(がい)」は?
戦いに勝った時の勝ちどき。やわらぐ、たのしむ、なごやか、などと言う意味です。
春が来ただけで、和らぎ喜ぶとは、はしゃぎすぎな気もするけど、まあ、おめでたい感じがするね。
いや、昔の冬は本当に厳しい季節ですから、今だって寒い地域では雪が積もったりするんですから。
なるほど、暖房器具が発達していないと考えたら、冬が終わったら嬉しいな。
そう考えると、春が来るのは心がウキウキするのも判るな。
そうですね。