今回は三顧之礼(さんこのれい)です。
これは、わかるわ、中国の三国時代の英雄、劉備が、軍師、諸葛亮を仲間にする時、何度も迎えにいって、3回目でやっと、部下になってもらう話だよね。
そうですね、そこから、目上の者が、才能ある人間に礼をつくして、迎え入れること。特別に優遇されて、部下になること。をいいます。
それで、使えないやつ、だったらキレるよね。しかも、他の部下に示しがつかないよね。本当の話なの?
一応、フィクションの「三国演義」ではなく正史「三国志」にも出てますし、諸葛亮が書いた「出師表(すいしのひょう)」にも出てますので、本当で、いいんじゃないでしょうか。
「三国志」ってさぁ、「三国史」じゃないの、なんで?
外国の本などで、スリーキングダム、ロマンスって翻訳がありましたが、誤訳です。「志」は「史」と、同じ意味です。
あーそうなんだ、正規の歴史書で「三国志」ってあるから、なんでかな、と思ってたけど、変じゃないんだね。
そうなんです。
出典は「三国志」,「前出師表」でした。