今回は特別企画「易経 六十四卦卦辞」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 六十四卦卦辞」になります。
今回は「離為火(りいか)」です。
卦辞は「離 利貞 亨 畜牝牛吉」りはていによろし とおる ひんぎゅうをやしなえばきち。
目標にむかって頑張る、「麗しい」「麗(つ)く」太陽に太陽が重なっている卦です。情熱、努力する対象をしっかり見つけて結果を出すイメージです。
火がつくイメージだね。なるほど。
「牝牛」は結果に向かって従順に努力するイメージでもあります。
そして「離」と「羅」という文字は「鳥を捕まえる網のこと」であり、共通しています。そして、情熱や努力の炎を燃やすことは「無意識」とつながる手段でもあります。
どういうこと?
タロットで言えば「ヴェール」「女教皇」の「紗」でもあるのです。
「無意識」と「意識」の境目を越えるには何かに情熱を燃やす必要があるのか。
ひとつ前の卦は「坎為水」ですから、落ちて行ったら、そこに「つく」そして再び上昇していくのです。
裏に潜むものを示す「裏卦:錯卦(全ての爻の陰陽を逆にする)」は「坎為水」です、落ちて苦労して、這い上がっていくからです。
執着が必要なんだね。
相手からどう見えるかを見る「綜卦(卦の上下を逆転させる)」は「離為火」です。
這い上がっていく、情熱を燃やすイメージは外から見ても変わらないんだね。
䷝30離為火(りいか) 裏:坎為水 綜卦:離為火
離為火(りいか)初爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
離為火(りいか)二爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
離為火(りいか)三爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
離為火(りいか)四爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
離為火(りいか)五爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
離為火(りいか)上爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」